明日、明後日、明明後日（詩）

前書き

どうも、こんにちわ。忠太です。
今回は昔書いた詩を投稿いたしました。
良かったら下のリンクから読んで頂ければと思います。

明日、明後日、明明後日

 

幼い子供が道を歩く。

下を向いて歩いていく。

重い荷物を背負ったようにかがんで歩く。

何かにおびえたように

ちっちゃくまるまって歩いていく。

 

少年が道を歩く。

前を向いて、しかしぎこちなく歩いていく。

必死に何かを隠すように急ぎ足で歩いていく。

早く家に着かなくちゃ。

強がりの笑顔が

おびえた泣き顔に変わる前に。

急ぎ足で歩いていく。

 

青年が道を振り返る。

上を向いて、歩いていく。

何かから解放されたように

気持ちよく歩いていく。

だが時折、下を見る。立ち止まる。

いや大丈夫…もう大丈夫

前を向いて、上を向いて、下を向いて

自分を知って

歩き出す。