記事更新が当番制になりました。
水曜日は与助の番です。
久松公園から商店街を辿って再度また、鳥取駅まで戻ってロッカーに預けた荷物を取りに行った。
砂丘行きのバスを探すも、この鳥取駅から出発するバスは多く、どれに乗ればいいのかが分からなかったので、また観光案内所のおばちゃんにお世話になった。
おばさん曰く、ここを出て何番だったかのバス停が砂丘行きバス乗り場らしい。
早速そこへ向かうと我々とは別の観光客がバス停で並んでいた。
待つ事20分でその観光バスがやってきて、与助は観光バスというには乗った事がないので、車内のイスの配置には驚いた。
椅子が窓に向かって置かれているのだ。
なるほど、観光用バスというだけの事はある。
それから20分弱。車窓からは段々と都会から自然へと変わり、鳥取の景色に胸を膨らまして、我々、ボルテージというものがついつい上がる。
そしてついには砂丘の絶景がその姿を現してきたのだ。
遠くからなのでその全貌が見渡せるのだが、やはり見るだけでなく肌で触れあいたいものだ。
バスから降りて、まずは今回の旅でお世話になる民宿、すりばちに向かった。
その民宿は長年、観光客が利用し続けてるだけに、随分と、古ぼけているというか、昔ながらというか、趣があると言えばいいのか。
なんにせよ我々はそのすりばちの門を叩いた。
すりばちの扉を開けると中には誰も居ない様だった。
「すいませーん」と声を上げるも反応はない。
すりばちのホールは売店があり、様々なキーホルダーや、砂丘の砂が入った瓶など鳥取砂丘にまつわるお土産が置いてあったが、その埃具合といい、手入れはあまりされていなさそうだった。しばらくそこで物色していると、遅れて奥の方からこじんまりとしたおばあさんがノソノソとやってきた。
おばあさんは笑顔で我々を迎えてくれた。
「こんにちわ、予約されている忠太郎さんですね。」
予約の確認を済まして、我々は部屋へと案内される。
二階への階段を上がったところの天井に張り付いている虫がいやに気になった。
ともかく、今まで散々歩いてきた分と寝不足な分が相まって溜りに溜った疲労がようやく取れる。
すでに用意されていた布団に3バカ揃って仲よくダイブですよ。
バルコニーに出ると海から流れてくる潮風が体を撫でて来る。
とても荒く、かつ清らかで、この、都会にはない風に無性に感動した。
砂丘へ行くとどうなるのだろう、という好奇心が一層に跳ね上がる。
我々は準備して、すぐに砂丘へと向かった。
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