ひとり暮らしな日々

 　朝起きると、珍しく鳥の声が聞こえてこない。夕べのカップヌードルの臭いが部屋には充満し、かすかにコーヒーの匂いが混じっている。大量に積み上げられたミックスキャロットのピラミッドと床に散らばった文献の数々。どうやら昨日はそのまんま寝てしまったらしい…。時計を見ると12時をちょっとまわっている。生活崩壊寸前である。ｗ

実家はよかった。

否が応にも、おかんは冬になると、朝、結露した窓を拭きなさいと強制的に起こしてくれる。
あぁ、ちょっとおかんが懐かしい。これってホームシック？ホームシックってやつなの？
とか馬鹿なことを考えながら、とりあえず外に出るためにコートを羽織る。

自動販売機、120円の缶コーヒーと片手にたばこ。マイルドセブン。うます。
そういえば、昨日読んでたけどなんでもskypeをＩｐｈｏｎｅのviberってアプリが上回ったらしいね。
http://www.gizmodo.jp/2011/01/skypeiphoneviber.html

ちょっとびっくりした。でも、何やらいわくつきだとか。いやぁ、すごい時代になった。
携帯なしじゃ生きていけねぇ。あ、今はスマートフォンか。時代の加速度が最近はんぱねぇと感じるのは
自分だけだろうか。伴って教育現場のＩＴ化が進んでると感じる今日この頃。

あったまるね。コーヒー。

今日は天王寺へお買いもの。そのまま地下鉄に入って、ぶらついてみる。はした金しか持ってないからね。ｗ
電化製品店行って、スマフォ？スマホ？に涎を垂らしてみたり、一眼レフ見て、拝んでみたり、
なじみの本屋によって、専門書を物色。これが大体メイン。事前に電話して在庫とかよく調べてもらうんだけど、
アマゾンで買えよって思ってる人多いよなぁ。こちとら実物見ねぇとわかんねぇって反駁してみても実際、最近実書店の数減ってるらしいね。あな、かなし。ｗ

お持ち帰りの本を選ぶと、そのまま、コーヒー館へ。うぅん、サービスがいい。ただしコーヒーの味に関しては
ノーコメント。やっぱりサービス大事っすよ。サービス。トイレ行って帰ってきたときに「おかえりなさい」とか言ってくれる喫茶店、あんまないっすよ。

早速、本を拾い読みして、本題に取り掛かる。
英語の論文、読まなきゃならないんだ。
古代文字がひらりひらりと右から左へ抜けてゆく。
わからない。
先生、論文について質問があります！
なんだね？言ってみなさい。
文字が、宇宙人語でわかりません。英語という名の宇宙人語。最近、世界共通語になったらしいです。
馬鹿なこと言ってないで、さっさと読みなさい。
ってね。言われるんだろうなぁ。
とかなんとか、しょうもないこと考えながら読み進めつつ、灰皿には三本のたばこが並び、
ようやく読み終えて時計を見れば、あらまぁ。夜の10時かよって。

毎日、毎日、こんな繰り返し。勉強して、本読んで、パソコンいじって、ルーティンワーク。
やんなっちゃうけど、充実してる。とろいけど、ちゃんと結果がついてくる。

家に帰ると、おかえりなさいを言ってくれる人は誰もいない。
頑張ったねって誉めてくれる人も、もちろんいない。
だけど、これが一人暮らし。鏡の前にたって、あほみたいに両手で頭を掻きまわす。
「がんばった、がんばった。」
これが日課。鏡の前の奴は嬉しそうに、恥ずかしそうに笑ってくれる。
何やってんだろうね。でもこれ、すごく良い。気持ちいいｗ

さぁ、小説の時間だ。
職のために勉強するが、小説の時間は必ずとるよ。
三月に新人賞を受ける予定。
それでは、また。