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Dodoria.blogはクリエイター職を目指す義光、忠太郎、与助の3人が 互いを切磋琢磨しながら実力向上を図り、仕上がった作品を記録として残すために設けられたブログである。
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なんやかんやで遅れ気味ですすいませんすいませんすいません
与助、忠太郎は……ふっ二日目だとう!?
みんなまってよ! 僕をおいてかないでよ!!





打ち倒す。打ち倒す。打ち倒しもうすぞ、鳥取砂丘。
我々は陣形を組み、最も大きな丘へ向けて疾駆した。合戦においては陣形が肝要である。攻める場合は矛のように、守る場合は盾のように、常に三角形を象るのだ。先頭に義光が立つ。丘を駆け上りながら、夕焼けに向けて咆哮した。陣形においては良くも悪くも先陣を切る者が重要である。今回は悪い方を紹介したい。空へ向けて叫んだはいいが、これは間違いであった。相手はかの悪名高き鳥取砂丘である。武士でいうと宮本武蔵か佐々木小次郎かロロノア・ゾロくらいに悪名高い。そのような猛者と一戦交えるとなれば、たとえ一瞬でも隙を見せれば必滅が条理である。たとえ士気を上げるためであろうが、砂丘から目を離したのがまずかった。疾走から約10秒後、砂に足を取られて尻餅をついた。先陣を切った義光があっけなくしかも不様に沈んだことにより、併走していた与助、忠太郎も合わせてなし崩れる。「砂丘討伐軍、結成からわずか10秒で壊滅」の図であった。これに憤った与助、忠太郎の両氏が、罵詈雑言を添えてこの義光をさらに砂にする。もはや結束もへったくれもない有様である。しまいにはそれぞれがそれぞれ砂丘を登りはじめる始末、いや、そもそも我々の団結力はこんなもんであった。ちょっと失念していただけだ。しかし義光の足を取り、脆すぎる結束を突き崩したのも、今思えばすべて砂丘嬢の思惑であった。我々は、いうなれば三位一体をして初めて本領を発揮せしめるケルベロス的集まりである。それゆえに個々としての戦闘力は微々たるものであり、スライムタワーからただのスライムAとBとCに成り下がった我々では、到底ムドーに打ち勝つことは出来ないのだった。三人が三人、風にもまれ、砂にまみれ、砂丘嬢の下僕と化し、本能のまま走り回って無邪気に遊んでいた。これはいかん。
撤退。撤退。撤退しもうすぞ、鳥取砂丘軍。
いやこれは撤退ではなく転進である。ちょっと向きを変えるだけのこと。なにしろお腹が空いていたのだ。腹が減っては戦も出来ん。そうして我々は、民宿「すりばち」に戦略的転進を敢行した。断じて逃げたのでも「お腹が空いたからおうちへ帰る子供たち」の図でもない。本当の決戦を前に、兵糧を摂りに行くだけのことである。
おかーさんごはんまだー?


⑤につづく。
金曜日にうpしまーす。
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