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Dodoria.blogはクリエイター職を目指す義光、忠太郎、与助の3人が 互いを切磋琢磨しながら実力向上を図り、仕上がった作品を記録として残すために設けられたブログである。
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ハイ、ハイ。
義光さんの記事更新に便乗させてもらいますよっと。
こうでもしないと鳥取記事が終わるのは来年になりそうなんですよっと。


「砂丘へ行くならサンダルを履いて行った方がいい。」

靴を履いたままだと砂が中に紛れ込むので裸足か、サンダルで行った方が後々砂を取るのに苦労しなくていいそうだ。
我々はおばあさんからサンダルを拝借し、砂丘まで駆けつけた。

砂丘から流れて来る風が先ほどから荒々しかった。砂丘への階段を駆け上がり、見渡すのは絶景。
砂混じりの風は殴りつけるように顔にかかり、瞼を開こうにも開けず、一瞬見た砂丘の景色はすぐに頭の中でぼやけてしまった。
吹きすさぶ風の中、もう一度真正面を見据えて、かすかに浮かぶ景色の中で見えた、砂漠の丘の上にいる人だまり。
それらを赤く照らす夕暮れの太陽。
我々もあの丘の上へ行ってみたいと思った。そこから見える景色がどんなものか知りたいと思った。

しかし、いざ進んでみるも、砂に足を取られ、転びそうなのを何とか堪えつつ、けれども支えた足もまた砂に埋まり、手で支え、それも埋まりつつ…これらの一連が繰り返され、なかなか前へ行けない。
でも我々の溢れる好奇心は増す一方だった。殴りつけるような風は我々を俄然と鼓舞するのだ。興奮が笑みを誘う。
進む度に太ももが悲鳴を上げ、道中三人揃ってへたりながらも、怯むものかと、掴むように、せっせっと丘を駈け上がる。

ようやく辿り着いた頂上からは、見渡す限りの大空に、夕暮れに染まる雲々に、全てを包んでくれるような大海原、だった。

「筆舌に尽くしがたい」


そんな類の言葉がある。まさしく、この時のためにある言葉なのだと実感した。

潮風が頬を撫でながら、髪をかき上げながら、服をはばたかせながら、我々の体を吹き抜けて行った。

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