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Dodoria.blogはクリエイター職を目指す義光、忠太郎、与助の3人が 互いを切磋琢磨しながら実力向上を図り、仕上がった作品を記録として残すために設けられたブログである。
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  ガタン、ゴトン。電車に揺られて、薄眼を開けると、川幅の広い淀川の河川敷が視界に入ってきた。梅田まであと少しと言ったところだろうか。それにしても今日は…眠い。昨日はなんせ、徹夜してしまった。押し殺そうにもあくびが自然とこみ上げてくる。

「ふあぁ」

目を視線をあげると、向かい側のおじさんもつられて、大きな口を開けた。あくびは伝染するっていうけど、ほんとだね。ちなみにどっかの面白い学者さんがあくびの伝播範囲を研究しているそうだ。彼の研究がいつか、何らかの形で実を結ぶことを期待したい。などと、くだらんことを考えているうちに、また眠気がやってくる。いかん、このままでは時折話のネタに出てくる「気が付いたら元の駅」になってしまう。それはいかん。というわけで今日向かう目的地を頭に思い浮かべてみる。大きな通りに面したビル。尿意さえもたらしてくれるあの香しい紙のほのかなにほい。むふむふ。

口元の両端が無意識につりあがりそうになるのを必死で指で押さえてみる。
「むっほ、むふっ!」
逆効果。隣にいたお姉さん、可愛かったのに、どっか行っちゃうほど逆効果。俺の馬鹿。。

 さて、梅田の駅に着くや否や、乗降口から飛び出し、向かうは茶屋町口!最近、できた噂のアレにアドレナリン大爆発である。あ、そういえば、今日は成人の日でしたね。休みなのになんでこんな人が多いんだって、思わず「自宅警備員増産日」と危うく激しい勘違いに至るところでした。今年は成人式に袴を着て模造刀を持ち込んだ若者が現れた模様。成人早々、警察の御厄介になるとは、あわれなり。とかいいつつ、模造刀ってあれ、物とか切れるんだろうか。見た目は本格的だけど、実際、レンジャー系の玩具と変わらないんじゃないだろうか。って見た目大事だものね。他の人が恐がってたらそりゃ駄目だよね。俺も今度から模造刀は持ち歩かないように気をつけなくちゃ。

「こら、君、待ちなさい。なんだねその腰にぶら下がってる。そ、そのか、きゃた、刀は!?」
「ああ、これかい。怯えることはない。すぐに楽にしてやろう」
「逮捕ー!」
「あぁ、ごめんなさい。うそです。これ模造刀で、ちょっと待…」
って感じで補導されたのだろうか。それやりたくなる気持ち、すっごくわかってしまう自分、駄目すぎる。w

とか勝手にしょげている内に目的地に到着。
!!。涎が、冷や汗が、あまりの迫力に、息がつまった。
こここそ、我がオアシス。テンションが一気に回復してゆく。メーターでいうなら高速で120振り切った感じだ。生唾をごくりと飲んでみる。あぁ、これが日本で最大と呼ばれる最近できた超大型書店。
110110_1551_01.jpg 「MARUZEN&JUNKUDO」
早速、入ってみる。圧倒された。本棚ワンフロアに一体いくつあるのだろうか。そしてずらりと並んだ検索用パソコン。そしてレジに並ぶ長蛇の列。本のために?良い!非常に私、忠太、気に入りました。しかもご丁寧なことに、検索用パソコンの横にはこの建物の案内図が置かれていた。手に取ってめくってみると、1、2、3、4、5、6、7そしてB1階まで、なんとフロアは8つあるというのだから驚いた。
どひゃあである。どひゃあ。すいません、ブログ書きながら興奮して旧世代の心の声が出てしまいましたね。本当にどひゃあである。

という風に、興奮して早速、図書館探検隊へと妄想をふけようとしていた矢先だった。

お腹痛い。

知っているだろうか?元来、本の臭いは何故かは知らないが人間の尿意や糞意をもたらすのである。もうだめ!エスカレーターを駆け上がって、トイレのあるフロアに全力疾走。あれ?あれれ?トイレの数少なくない?大ができるのは1つのトイレに一個。8フロアも用意しといて、何だよそれ。本に重点置きすぎでしょ。そこがいいのか。とか感心している場合でもなかった。も、漏れる。このままでは初の日本最大大型書店でう○こをまき散らし、トイレ増設に一役買った学生と言われ続けることになる。頼む、おっちゃんかお兄さんか、おばちゃん?か誰でもいいから代わってくれぇ。と心の声が届いたのか、おっちゃんが出し切った後の気持ちよさそうな顔でバトンタッチしてくれた。おかげで事態はまぬがれた訳である。おっちゃん、ほんまありがとう。

仕切り直しまして、さぁ探検だ!エスカレーターを行ったり来たり、フロアを入念に巡り、ひとりで「ほぉ」とか「ふぅむ」とか首を傾げてみる。いやあ、本はいい。本がいい。目的の品も忘れずに購入しようと一階に降りてゆく。抱えた本が我先にと自分に呼びかけているようで、思わず微笑みが漏れる。レジは一階に集中しており、どのフロアの本もここで清算するらしい。わかりやすい仕組みである。レジはやっぱり長蛇の列だったが、さすがは書店員さん。客のさばき方が違う。あっというまに自分の番だが、うぅん、レジは20個あるので、どこに行けばいいか迷う。

「こちらどうぞぉ」

ん!?レジの人が何かを片手で振っているではないか!何だろう。レジの小銭受けだ。その裏に番号の書かれた紙を張っているではないか。わかりやすい。

というわけで大満足で書店を後にしました。
買った本はと言いますとですね。えっと。
「消費者間の相互作用についての基礎研究」
「小説の作法」
「みずうみ」
以上の三点、買いました。
お前一体普段、何やってるんだって声がなんとなく聞こえてくるような気がするものの、きっとこれも例の幻聴に違いないので置いときましょう。

さて、まずは小説の作法でも読もうかなと。ではでは、また明日。
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