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Dodoria.blogはクリエイター職を目指す義光、忠太郎、与助の3人が 互いを切磋琢磨しながら実力向上を図り、仕上がった作品を記録として残すために設けられたブログである。
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  朝起きると、今日の予定が悪夢の続きように頭の中で渦巻く。やだやだ。こんな余裕のない人にはなりたくないのに。というのも、来週はレポートが二つと、もうすぐ頼まれていた作品をひとつ完成させなければならないのです。
「ふぅ」

こういうときは余裕を気取るに限る。余裕を気取れば自然と頭も冴えてくるものなんだ。コーヒーと煙草を一本。とりあえず、朝の営みと言おうか。コインランドリーに洗濯物を持って行きながら、今日の予定を頭の中で整理する。とりあえず、頼まれていた作品が先だな。急を要するようでもあるし。おっと、パンツがこぼれた。いかんいかん。

欲しい方は今度ご一報ください。履きたて限定であげます。

なんて馬鹿なことを考えている場合じゃない。今日中にストーリー構成を練らなければ。
早速とりかかるも、今回は頼まれたことだし、慎重にやる必要があるな、と。
というわけでプロットからしっかり練ることにした。ちなみにプロットとはストーリーの設計図のようなものである。

  ストーリーの設計図といえばわかりやすいだろうか。

例えばどこかの建物を工事するときにも、工事前には作業工程から完成予定図まで組み上げておくものだろう。あれがなければ、まずどこかの部品が他の部品と齟齬を起こしかねないし、もう一度最初からやり直すことにもなりかねない。

小説も同様である。

齟齬を起こして最初から書きなおす内に、段々と齟齬が大きくなる可能性だってあるんだ。
その内、意味がわからなくなって、投げ出してしまうことだってあるだろう。
過去に何度か、そういう経験がある。ゴミ箱には原稿用紙がうずだかく積り、積もって、結局ストーリーは完成せず、限りない資源の無駄遣いに一票を投じた形になった。

というわけで、プロットの重要性はわかって頂けただろうか。正直僕はまだわからない。だって面倒くさいよねw
やっぱやめようかな。
なんて今回は言ってる場合じゃない!

というわけで早速プロットを作っていこう。
まずは全体像を。

1.ストーリーの目的
2.あらすじ
3.登場人物
4.タイトル(これは別に最後でいい)


こんな感じで、変更点が後に出てきてもいいから、まとめてゆく。
あらすじに関しては10行くらいで、十分だろう。他にも最初に書くことはあるが、ありすぎても鳥のような僕の想像力を縛るだけじゃないか?とかえらそうなこと考えながら、面倒くさいので省く。

自分が思うに、面倒くさい、という感情は創作にあたって非常に重視すべき感情であると思う。
創作とは本来自由であるべきだ。
あまり拘束するのはよくないだろう。そして、逆に絞るべき点を絞り、それを一心に練りあげれば、そちらの方が書き手の想像の余地が広がるように思う。

というのは自己流な考えすぎるので公のブログでは書くのはやめようと今思った。w

さてと、それではステップ2!
シーンごとのプロットを作成してゆこう。ここからがプロットの本番である。
またこの作業はパソコン上では行いにくい。その理由はすぐに明らかになる。

まず必要な物は 真っ白な紙!はさみ!
そして切る!書く!終わり!
すんません。飛ばしすぎました。

真っ白な紙を縦におって、それから横におります。
広げてみると、紙が折り目で四分割されてますね。
折り目に沿って切ると、四つの四角い小さな紙ができると思います。

その一枚、一枚が小説で言う1シーンに当たります。
つまり大抵のシーンは平均で原稿用紙5枚ぐらいですので、切り取った小さな紙1枚が原稿用紙5枚分(小説でいう1シーン)にあたると考えてもらえばわかりやすいかと。
シーンといっても10枚でワンシーンの場合もあると思いますのでそれは適宜おまかせですね。

さてここからです。まずは下の図のように白紙に項目を作ってください。
plot.png















拡大版はこちらから→file.dodoria.blog.shinobi.jp/plot.png
項目は全部で5つくらい。
場所登場人物出来事会話である。
そして左上の項目に注目してほしい。本来は上の5つの項目と順番がわかるようにプロットが何番目か番号が振られるだけなのだが、これもまた自己流で、読者にどういう感情を共有してほしいかというのを「感情」という項目で付け加えている。

これはもちろんのこと、「喜怒哀楽」や「驚き」でもいいし、「涙」でもいい。
とにかく、ここで読者も一緒に笑ってほしいとか怒ってほしいというようなことを書いてみる。
そうすることで完成したプロットを俯瞰すると、

読者が感情的に混乱しやすいかどうかわかるという仕組み
である。例えば、「驚き」の次に「感動」ならいいが、「喜び」の次に「悲しみ」が来て、更に「怒り」が来ては読者を感情的な混乱に陥れかねない。

そんなことになれば、読者に途中でニコ動か、youtubeで貴重な余暇をつぶさせかねないであろう。あ、今のは全部僕の場合です。w

というわけで、感情の項目がかなり特殊なので説明させてもらったが、他の項目は本当に項目通りである。時は夕方なのか、季節はいつなのかとか書けばいい。場所なら外国なのか日本なのか、公園なのか、図書室なのかとか書けばいいし、登場人物はそのシーンに登場する人物を書けばいい。出来事もそのシーンで起こる出来事でいいし、会話はそのシーンで繰り広げられる登場人物の会話で構わない。

が、どれにも共通して注意したいのは、
あまりにも緻密にしすぎないことである。
できるだけ簡潔に分かりやすく、書いてもらいたい。

実はこのプロット作成でまず白紙を四つに切って貰ったのにはちゃんとした訳があるのだ。

プロットは入れ替えるのである。

どういうことか、じゃあページ数は何なんだ!せっかく書いたのに!
とか言われそうだが

プロットは物語の整合性を保つために存在するので
所々、順番で矛盾がある点は入れ替えたり、新たにプロットを付け加えるなりして、
物語の整合性を高めてゆくのである。

できあがったプロットをまずは最初のページ数毎で構わないから床なり、テーブルとかに並べてみてほしい。
全体の整合性はそれでいいだろうか?
出来事が矛盾してないか、重複してないか?
まだムラがあるんじゃないか?
複線はうまく回収できているか?

そういうのを並べ替えたり、付け加えたりして、修正してゆくのがプロットの本来の役割である。
先の「感情」のところもこれで解決できる。同じような感情が重複してないかとか、これでは読者が疲れてしまうのではないかというのをゆっくり吟味してもらいたい。

それでようやく小説なり物語を書く「準備段階」が整うのである。

そう、小説や物語を完成させるというのは
膨大な作業の賜物なのである。一冊の本のために費やされた労力は大変なものなのだ。
とか書き手尊重は自分も書き手であるのでこの辺でやめておいてw

さて、これが自分流のやり方ではあるが、基本を押さえてはいるやり方である。
ここからはさらにオリジナルなプロット作成を紹介していこうと思う。

まずここで疑問点をあげてみるが
本当にこんなに項目が必要なの?逆に混乱しないだろうか?

答えは…
する!
ぶっちゃけ、かなり書きなれてないとこんな膨大な情報量を扱うなんて
まず無理だ!w

というわけで項目を自分の書きたい小説に合わせて、削って貰って構わない。
例えばキャラクター小説なら、項目を登場人物と会話だけにするとか、
自然主義の小説なら、場所と時間と出来事だけにするとか、
とにかく自分の書きたい小説のオリジナリティを尊重するような項目だけを残してもらえばいいのである。

というのが、一つ目で

もうひとつ、最後にかなり重要なことを書いておこうと思う。
もしかすると今までのはただの駄弁と思われるかもしれないことだが、
プロット構成するには、一定以上の技量が必要とされるのである。w
技量というのは物語構成力である。
それがないと、さすがに最初からプロットなんて書けるかぁ!とおなじみちゃぶ台返してくれそうな親切なブログ読者を期待したいが、

ともかく!プロット作成の前に修行することもまた大切だ!

どうやって?
小説を逆にプロット化するのである。

自分の書きたい小説に似ている小説をまずは捜してほしい。
あるいは将来目指している作家さんの小説でもいい。
とにかく慣れ親しんでいる小説が一番いい。

その小説をシーンに分けてプロットにするのである。
その際、先ほどと同じような項目で構わないがひとつだけ変更点がある。
ページ数は裏に書いてほしい。

そう裏にだ。

完成したら、表を向けて
ぐちゃぐちゃに掻きまわしてもらいたい。
もうそれはもう、ぐっちゃぐっちゃに。あ、紙を破っちゃだめだよ。それはさすがにやりすぎ?かもしれないw

というわけで、それを小説を読まずに表に書かれた項目の情報だけで
小説の物語通りに並べ直すのである!

そして、並べ直したら答え合わせに裏に書かれたページ数と照合してもらいたい。
自分が一体どこを間違えたか。何故間違えたか。それを考えてほしい。

初めは出来事だけに目を向けすぎることもあるだろう。
その場合は会話などを見て登場人物たちの心の動きにもっと配慮するべきだったかもなんて反省点も
見つかると思う。
ちなみに自分もやったことはあるが結果は散々なもので、がっくしきたが、あとからプロットを自分で作るときは
すいすいできたw

以上!
プロットの作成について書いてみた!w
そしてわかりにくいと思ったら、どこがわかりにくかったかまた教えてもらいたい。w
精いっぱい、記事を書きなおしますのでw

ちなみに最初に書いた頼まれていた話も、できました。
機会があれば、記載したいと思う。

ではでは。
このへんで、忠太でした。
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