久しぶりでごわす。

どうも、忠太でごわす。
最近ノロウイルスにかかった忠太でごわす。

もうすぐ放置プレイから二カ月がたつこの総合ブログ。
実はほか二名もノロウイルスでしたのでごわす。

嘘です。

しかしながら、執筆活動にしっかり取り組んでいたのも事実でごわす。
今回は復帰に伴い、新潟県での日本海を詩に描きたいと思うのでごわす。

では「動」！

 

日本海の場合

 

日本海の場合、

どこまでも暗く深いその海にのみこまれてしまう。

 

日本海の場合、

鬼の息吹のように吹きすさぶ潮風に吹き飛ばされてしまう

 

日本海の場合、

真っ黒な重たい雲の群れに押しつぶされてしまう

 

それなのに、晴れ。

先の憂鬱の波は消え、今では情熱の波に駆り立てられている。

 

無理に煙草に火をつけて

潮風に喧嘩売る。

無理に大声を叫んで

分厚い雲を威嚇する

無理に石を投げ込んで

日本海を殴蹴する。

 

周りの人はもう日本海なんて見ちゃいない。

僕がスターだ。

勝った。勝ったんだ。

 

一人の釣り人が蔑むように僕を睨む。

と同時に釣竿がしなる。

気づいた釣り人は急いでリールを引くと、

引っ張られるようにして、

暗くて深い海にのみこまれそうになった。

 

勝つのは僕だ。

釣り人を押しのけて、

釣竿を持った僕は暗くて深い海に

購おうとも

意図も簡単にのみこまれてゆく。

そして

深い静寂と荘厳な冷たさの中、

誰かに抱かれてゆっくりと眠りに落ちてゆく。

 

日本海の場合、

傲慢な僕は負けてしまう。