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Dodoria.blogはクリエイター職を目指す義光、忠太郎、与助の3人が 互いを切磋琢磨しながら実力向上を図り、仕上がった作品を記録として残すために設けられたブログである。
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学校が始まったにもかかわらず今宵も貫徹覚悟で臨むものの若干の気だるさを感じたので、休憩がてらというかちょっとした気分転換に記事作成に挑んでいる与助ですこんばんわ。
ただいま午前4時辺り。
段々と早朝へと成り代わりる空模様ですが、俄然書き連ねる次第です。
俄然です。

実は以前にもこっそりひっそりと亀の如き更新で一年間ブログをだらだらと書いていたんですが、それがオンラインゲームをネタにした内容だったにもかかわらず書いてることはほとんどリアルネタだったわけで、じゃあいっそのこと、ここはもう閉めてまたどこか違うところで自分の日常を綴ろうてな展開に陥った割にはそのまま何も書かずにフェードアウトしてもうブログって存在すらこの世に無かったんじゃねぇかって思うぐらいの年月が過ぎて行く中、あれはまだ肌寒い三月の頃でしたか。
 

私はいつものように意味も無く義光さんの家へと赴き、意味も無く彼のコーラを飲んで、意味も無く本棚から色々と取り出して散らかしていた時です。
義光さんの携帯がぶるぶると震えていたので、「電話だよ」と私が言うと「忠太郎さんですね」と彼は呟いて電話に出ました。
近くのコンビニに来るようと忠太郎さんからのお達しがありまして、私たちはか細い足でその待ち合わせの場所へとむかいました。
コンビニ前の駐車場に枯葉のシールがトレードマークの彼のマーチを見かけたので「車で来てはるんですね」と私は一人下に呟いて今日は徒歩で来たので帰りの際、彼に車で送ってもらおうと考えていました。
そしてそのまま三人は車に乗って当ても無く街中を彷徨っていた時です。
義光さんは言いました。「最近の創作活動は如何なもんです?」
彼は最近、賞を目指して長編の物語を書いているようですが、長編を書くのが始めての義光さんにとって慣れないことが多く、手間取っているようでした。
その状態が続き、いまや意欲が下がる一方のようです。
忠太郎さんも「どうにもこうにもですよ、まったく。なんと言えばいいのでしょうか。モチベーションですか?上がらないですねぇ。」と義光さんと同じ心境のようでした。
彼らの会話を聞きながら私は一人、曇った窓で○×ゲームを楽しんでいました。
丁度その一人遊びに飽きてきたころ、彼らの会話に参加し、私はこう述べました。
「漫画家に限った話じゃないですが、作家さんは何を置いても期限を守らなければいけないのだそうです。
期限が守りきれなければ作品に対して多少の妥協を許し、なんとしてでも期限内に作品を完成させなければならないのだそうです。先生がいつもそう言ってました。」
自分でこうは言ったもの、私を含めた三人はこの考え方には否定的でした。自分の作品に妥協はしたくない、そう私達は考えていました。
されども、先生の言うところも尤もだと考えます。もしかしたら我々は期限の大切さを失念しているのかもしれません。
当たり前ですが、改めてそう認識させられました。


そして…この時既にもうフラグは立っていたのです!唯我独尊と!


翌日の事です。
私は一人そのままコンビニに向かってはたまた彼らと落ち合いました。
枯葉マークがピンポイントに目立つマーチに近づくと中に居た忠太郎さんと吉光さんはなんだか思いつめた表情で考え込んでいました。
「どないしたんですか?」と聞きますと突然私の顔を見て「なんとですよ!」と返されてさらに「なんとブログを作るんですよ!!」とも返された上にさらにさらに「なんと我々三人でブログを作るんですよ!!!」と追い討ちの如く返されました。

「なんとですか!?」

彼ら曰く、近頃破滅的に廃りまくってる上で絶滅的に腐りまくっている上の消滅的に腑抜けまくっている各々の創作活動のモチベーションをどうにか奮起しようと頭を捻りに捻って搾り出した結果、全身全霊をもってブログを作るらしいです。それぞれに期限をつけて間に合わなかった者は禁煙一週間という和田秋子もビックリの、この諸悪かつ冷厳な罰ゲームが設けられる事となってこれだったら嫌でもモチベーションが上がるんじゃね?なんて二人は言うけども、そんなのモチベーションじゃなくてプレッシャーが上がるだけなのではないでしょうか。
ニコチン中毒まっしぐらな自分にとってそのプレッシャーはもう心臓を鷲掴みされたかのような、またあるいは胃の腑を突かれたかのような心境で創作活動を臨まざる得なくなるということではないでしょうか。

そんなの嫌よ!

私はもっとのんびりと、まったりと、のほほんと、のらりくらりとした環境で作品製作を臨みたいわけですよ!!
まぁそのせいか最近のぬるま湯的状況にどっぷりと嵌りつつある上、いつまで立っても作品が完成しない私がいる訳ですが。
…確かに罰ゲームを設けるというのはこの現状を打破すべきの苦肉の策なのでしょう。言うなればこれは背水の陣。
苦渋の選択を迫られた与助の道はもはやひとつしかありませんでした。

ところで期限を設ける案には賛成でも、なぜブログを?と尋ねると忠太郎さんは言いました。
「私は思うのですよ。我々はこれからその期限毎に作品を作っていくわけですよ?その後は?私は何かしらの記録に残したいと考えます。そう思案します。」
「なるほどです。その方が益々意欲というものが上がりますね。して、その記録方法がブログなのですか?」
「最初は製本を考えていました。しかしあれには多少の費用がかかります。お金が関わると色々と面倒事が起きると私はそう考えます。そう思案します。」
「さいですか。」
「さいです。ですので比較的お金のかからない、サイトとも考えましたが、私も義光さんもブログ経験者ですし、ブログの方が良いかと考えました。そう思案します。」
「実は私もブログ経験者です。」
「さいですか。」
「さいです。」
とはいえ三人でブログを作っていくにもやはり色々と齟齬が生じるのではないだろうかと危惧に思う。
食い違いや行き違いや吐き違いがあるのではないかと。
でもそんなシステマチックというか体系的なものを作るわけでもないしまぁいいか。
それに逆に言えば三人ともブログ経験があるのだから、多少の問題も打開できるのでは?
各々のブログに関する知識を併せ持てば何とかなりますね!三人寄れば文殊の知恵とも言いますし!
それに多少の食い違いも行き違いも吐き違いも十年来の我々の絆に比べればきっと些細なことなのでしょう!


すっかり夜が明けましたねー…。
夜明けの道ですね?

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